お客様にとって満足がいくEC(電子商取引)サイトとは?
お客様にとって満足がいくEC(電子商取引)サイトを作りたいならば,誰もがこう考えるに違いない。
●24時間,365日,きちんとサービスを提供できる。
●アクセスが集中してもレスポンスを低下させない。
●購入してもらった商品は正確に送り届けられる。
●顧客の個人情報はけっして外部に漏れないように厳重に守ることができる。
すでにECに取り組んでいる企業は「そんなことは常識!」という答えが返ってくるだろう。
ところが、顧客にとって分かりやすく使いやすいECサイトを作っているかという話になると,「うちのサイトを見てくれ」と自信をもって言える方は少ないのが現状です。
当然の事ながら、成功しているECサイトの方がそうでもないECサイトよりも使いやすいというのは当たりまえです。
そのあたりまえの内容はというと。
次のような実験をした(関連情報)会社がありました。
「服」「デパート」「花」「食品」「家具」「音楽」「玩具」に関する20のBtoC ECサイトを対象に,20代から50代のユーザー64人を集め,やろうとしていること,感じたことを口に出してもらいながら実際に買い物をしてもらったそうです。
そのときの様子から,20のECサイトにはユーザーを迷わせるようなデザイン上の問題があることがわかりました。
発見した何千もの誤りを分析し,それを使いやすいWebサイトを作るための219のガイドラインとしてまとめました。
例えば,「検索ボタンはページの上の方に置く」
「商品販売のページでは,商品を見せるときに在庫があるかどうか分かるようにする」といったルールや,多数の商品があったときにそれをうまく絞り込む方法などをまとめています。
ガイドラインが出来上がると,今度はそれを別の20のECサイトに適用し,どの程度満たしているのかを調べました。
比較のために,米国でビジネス的に成功している10のECサイト(「ベスト10」と呼ぶ)と,それほどでもない10のECサイト(「ミドル10」)を調べました。
その結果,ベスト10のガイドラインへの適合率は平均51%,「ミドル10」は平均37%だったそうです。
ベスト10の中の1社,米アマゾン・ドットコムは適合率72%とトップの成績の結果がでました。
つまりECビジネスでの売り上げと使いやすさには関係があるという結果であります。
ECサイトの公開前には,数人にそのサイトを操作してもらう簡単なテストをしてみてください。
参加者には,プログラマやエンジニアではなく,一般ユーザーに相当する人を選び、テストは2〜3日でいいと思います。
●きちんと製品を見つけられるか?
●購入プロセスを完了できるか?
●レスポンスが得られているか?
などを調べ,その結果をベースにWebデザインに改良を加えるべきです。
これだけの作業で,ユーザビリティは大幅に改善します。
こうしたテストならコストはたいしてかからないし、サイトのリニューアル時にでも,一度試してみてはいかがでしょうか?

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